土砂崩れ・土砂災害防止研究所

山は、なぜ崩れるのでしょうか。土砂災害はなぜ起こるのでしょうか。
倒木が土砂崩れを大きくしています。
挿し木スギによる土砂崩れ
   上写真は、大雨による土砂崩れで流れる挿し木木材。


   下の写真は、大雨によって、挿し木の根っこがひっくり返って滑り落ちてきたところです。

   高さ20〜25メートルの木の根っこも挿し木の場合、2mほどしかありません。
ひっくり返った挿し木根っこ
下写真 崩れる挿し木の木材生産地

日本では、大雨や台風のたびに土砂崩れが発生して、大きな災害を引き起こし
毎年、多くの大切な命が奪われています。


<上写真>


大雨で崩れた挿し木の山々。
挿し木には直根がないため、根こそぎ、
簡単にひっくりかえります。

雨水の地下浸透力が少ないので、
崩れた山の土砂は川を埋め、
洪水を引き起こしやすくなります。
<上写真>
人々の目には見えない奥地。九州山脈は、
人々が知らない間に木材生産のための
挿し木の山々に変貌しています。
九州の山の80%は挿し木の山となっています。



2005年9月の14号台風では、九州において、
またもや大きな土砂崩れが発生し、
多くの尊い命が奪われました。

水害といわれるものも、案外、流木被害が多いものです。
流木が橋げたにひっかかり、水があふれるのです。

           <右写真は、アオイの挿し木根。>
昭和28年の熊本大水害でも、
流木によって市内が浸水しています。

今回も、家の中を流木が突き抜けている家がありました。

これは、台風被害ではなく、人災です。

土砂崩れ防止のためには、山の木が、
倒れないようにすることが、とても大切です。
     <上写真は、センリョウの実生根。>

エコシステムホームへ リンク     
                                      森林環境税へリンク

台風の倒木で崩れる山々

2004年の16、18、21、23号台風による被害は、林業関係で90億7千800万円、
河川関係82億3千900万円と、熊本県は発表しています。税金で作られたものです。
上の写真は、
エコ学習公園遊歩道沿いの倒れた
スギの木。

2004年18号台風でたくさんの木が倒れ、

道が通行できなくなった。

60〜70年生のスギ。
上の写真は、ひっくり返ったスギの木の根っこ。

深さは、人の背丈ほどしかない。
崩れる原因の80パーセントが、
人間が作った挿し木を
植林したことにあります。

「挿し木の山々」が崩れているのです。

では、どうすれば、土砂崩れや土砂災害を防げるのでしょうか。

土砂災害を防ぐ方法
 ○急斜面や弱い場所・がけ崩れが起こりやすい場所には、
挿し木を植林をしない
 ○植えるならば、
実生の木を植える。

以上の配慮が必要であります。

木材生産を目的にするのでなければ、山に、わざわざ木を植える必要はありません。
山には木が生えてくるのが自然だからです。


自然は崩れないように、ちゃんと、自分で自分の身を守っています。
      スギやヒノキの挿し木は、木材生産のために、人々が植えているのです。


                                              
エコ林業へ

挿し木はなぜ、崩れるの?
 

○大きな直根がないのが原因。
写真を見ると違いが歴然としています。
挿し木には、いつまで待っても、
太くて、力強い直根は出てきません。

台風によって、根こそぎ倒れた
100年生のヒノキの根っこを見て
そのことが判りました。
左3本 挿し木の根   右3本 実生の木の根
  
20bの高木になっても、地下のひげ根は、2bほどしかありません。
挿し木の根はもともとが枝なので直根のように地下深く入る性質がなく、地面近くを横に張っていきます。
挿し木の根が浅いのは、もともと根っこではないからです。
 
           
頭でっかちで植木鉢のような大木が斜面に植わっているのですから、恐いです。

ご相談承ります。
 
 その山が崩れるか、崩れないか。見れば判ります。診断いたします。
                                                    
自然森林へリンク
◎森林づくりは、自然復元するのが最も効率的。
  
  森林保護の為だけならば、自然復元が最も早く成長し、有効です。
  野生生物を養い、崩れにくい山が出来上がります。
  もちろん、根っこが深くしっかりと入っていますから、水源涵養力も十分です。
  実生の根っこが雨水を地下へ送り込み、雨が降らないときにも、地下水を吸い上げて木々の生命を守っています。

野草や小さな雑木を引き抜いて見て下さい。地上と同じ位、根が地下に伸びています。
  自然に生える草や木は、雨が降らなくても枯れないようにできているのです。


Google


エコシステムホームへ      地球にやさしい実生の山へ