業務用エアコンの仕上げはテープ巻か化粧カバー?
業務用エアコンを設置する際に覚えておきたいのが、業務用エアコンの配管の仕上げ方法には、主に2つのタイプがあるということです。1つはテープ巻と呼ばれるもので、非粘着のテープを巻いて仕上げるというものです。一番安上がりな仕上げ方法ですが、耐久力はそれほど高くありません。とにかく安く仕上げたいという場合におすすめです。
業務用エアコンの見た目にも配慮したいということであれば、配管を化粧カバーに入れて納めるのがよいでしょう。化粧カバーは業務用エアコンの配管をしっかりと隠すことが出来るので、見た目も非常に綺麗に収まります。テープ巻よりもかかる費用は高くなりますが、テープ巻よりも耐久力があります。風雨にさらされても化粧カバーによってしっかりと耐えることが出来るのが大きな魅力です。
見た目にこだわりたいと考えているのであれば、費用はかかりますが化粧カバーを使用したほうが綺麗に仕上がります。また、テープ巻よりも長持ちします。見た目よりもコストの安さということであればテープ巻でも十分でしょう。どちらの仕上げ方法で行うかはしっかりと検討してから決めるようにしましょう。
業務用エアコンの温度設定の豆知識
子供やお年寄りが多い場所では業務用エアコンの湿度にも注意
業務用エアコンをよく使う季節と言えば夏です。夏になると熱中症にならないように、設定温度を下げる、水分補給をこまめに行うなどのことをすると思います。もちろん温度や水分も大切なのですが、それと同じように大切なものがあります。それが、湿度なのです。
夏の湿度についてしっかりと考えたことがあるという人は少ないかもしれませんが、同じ温度であっても湿度が高い場合と、湿度が低い場合では感じる温度に差があると言われています。もっと簡単に言えば、夏の場合であれば、部屋の中の気温が同じであっても湿度が高いと暑いと感じてしまいますし、逆に湿度が低いと涼しいと感じるのです。冬の場合には、同じ温度でも湿度が上がれば暖かく感じます。湿度については、40〜60%くらいに保つのがベストと言われています。湿度が40%よりも下になると、ウイルスが活性化する、肌などが乾燥してしまうという悪影響があるので、部屋の設定温度も重要ですが、それと同じように部屋の湿度にも注意するようにしましょう。子供やお年寄りなどが多いという場所ではとくに注意が必要です。子供やお年寄りは自分自身で体温調節するのが苦手な場合が多いので、体調を崩さないように最適な温度、湿度を維持するようにしましょう。
事務所に設置する業務用エアコンはセンサー付きが良い
事務所に設置する業務用エアコンで、おすすめなのがセンサー付きのタイプです。付いているセンサーはメーカーや機種などによっても異なりますが、多くの場合人感センサー、床温センサー、湿度センサーなどがあります。
人感センサーは非常に重要な働きをしてくれます。人のいる方向や人数、人がいるかいないかを検知してくれるので、節電にも効果があります。人がいないと判断すれば自動的に節電運転をしてくれるから、無駄が少なくて済みます。これが人感センサーが付いていなければ、ずっと運転したままになってしまい、無駄な電気代がかかるということになってしまいます。
床温センサーは部屋の中をムラなく快適にするために必要なセンサーです。部屋の中を暖め過ぎる、冷やし過ぎるということを防いでくれます。床温センサーが床の温度を検知してくれるので、このように部屋全体をムラなくすることが出来るのです。
また、湿度センサーがあれば湿度を上手くコントロールすることが出来ます。湿度が高すぎると蒸し暑く感じますし、一定の数値以下になれば肌が乾燥する、ウイルスにとって良い環境になってしまいます。このようなことを防ぐためにも湿度センサーなどがあるとよいでしょう。オフィスで使用する業務用エアコンを選ぶ際にはこのような点に注目して選んでみましょう。